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其ノ四 白い羽の男の巻

柳生屋敷では、風魔の名物である項羽の悪ふざけが始まり、
勝手に動こうとする小次郎が木に縛り付けられていた。

壬生は小次郎を倒すために出撃を願い出るが、武蔵はすでに白虎を出撃させていて、
今は体を治すことに専念しろと制する。

弓道部の試合に来た白虎は、小次郎の変わりに助っ人に来た項羽と対決する。
一方、項羽の罠から抜け出して試合場に向かう小次郎の前に、復讐に燃える壬生が立ちはだかった!

と、公式のあらすじです。

夜叉の今度の刺客は白虎です。
子供の頃200の子供達がさらわれ忍びになるための訓練を受け生き残ったのは白虎と紫炎でした。
劉鵬と麗羅が正座して向かい合いっています。劉鵬は敷居を指でチェックし、掃除の駄目出しです。そういえば前回の食事時に「ここは民宿じゃないんだぞ、蘭子さん1人で大変なんだから、基本己のことは己でやるべし」って言っていました。
庭では項羽が小次郎に猿轡をして木に縛り付けオシオキしています。逃げようとして暴れると矢が飛んでくるという仕組みです。

オープニングを挟んで、正座して(瞑想?)いる竜魔の体を霧風が気遣います。すると小次郎の悲鳴が聞こえます。あいつ(小次郎)を見ていると昔のお前(霧風)を思い出すと言います。それが気に入らなかったのか、きっかけなのか霧風が偵察に出て行くと、お茶を運んできて偶然(?)立ち聞きしていた蘭子に出てくるように言います。
具合の悪そうな竜魔を気遣う蘭子に「お前の気にすることじゃない」といい、蘭子の目の前で障子を閉める竜魔です。色々理由はあるのでしょうが、お世話になっている蘭子にたいしてちょっと感じが悪いのではないですか?

単独で偵察に出かけようとする霧風についてゆく劉鵬。

道場で稽古する壬生。陽炎に勝って、次の対戦に挑む意欲を見せる壬生に、陽炎が手加減して勝っただけで、まだ壬生は本調子でないことを指摘します。そしてすでに白虎が出かけたことも。
武蔵が去ると、陽炎は武蔵が壬生の妨害をしようとしていると壬生をそそのかそうとします。

夜叉姫の下には暗鬼・雷電と黒獅子が武蔵はずしの嘆願に来ますが、後ろに武蔵がいることも気づかない間抜けではとても勝ち目はありません。

差し入れに来た姫子さんはきに縛り付けられた小次郎をみつけます。
「どうしたんですか?」
猿轡で答えられない代わりに、木の後ろにいた項羽が答えてくれます。
「修行ですよ。これは風魔独特の修行法で、木に縛り付けられたまま3日身3番断食をして精神を鍛えるのです」
まるで疑う様子のない姫子さんは、持ってきたお弁当を項羽に渡します。
「お弁当、みんなでいただくことにするよ、お前をのぞいてな」
と意地悪をする項羽が、チャーミングです。
お弁当を麗羅に渡して、項羽は弓道部の試合に出かけます。

弓道場では白虎が選手の一人を操り、的ではなく客席側にいる項羽に向かって矢を放たてます。
白虎の項羽を呼び出す作戦だったようです。
項羽の放った白い羽を馬鹿にしていた白虎ですが、徐々に羽の恐ろしさがわかってきます。
白羽陣という技名がでました。

項羽を探しに出た小次郎は、待ち伏せていた身無に襲われます。が返り討ちにする寸前で武蔵に止められます。
小次郎のほうは小次郎の方で、探しに来た麗羅に平手打ちをくわされしかられます。

場面は再び項羽VS白虎です。

武蔵に道場に連れ戻された壬生は、命令違反をした処分を求めますが、白虎の援護に行く命を出そうと思っていたと壬生をかばうような言動をのこしたちさりました。

項羽が百虎にどどめをさそうとすると、紫炎が出てきて、仲間である白虎を助けると言います。基本的に仲間意識とかそういうものがないだろう夜叉の中にあって、この二人だけは違うようです。

次回、項羽がたおされてしまうことを思うとかなしくてなりません。

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