パエトーン

パエトーン

 パエトーンの話を知っている人は多いと思います。
自分の父親が太陽神ヘリオスだと知った少年パエトーンは友人にそれを話しますが、だれ一人として信じてくれず嘘つきと言われます。。
嘘つきと言われたことが悔しいパエトーンは太陽の宮殿へ赴き自分が太陽神の子供である証拠として願いを叶えて欲しいと頼み込みます。
ヘリオスはパエトーンのどんな願いも叶えると約束しました。
パエトーンが願ったものは12頭だての太陽神の馬車を馭することでした。
ヘリオスは他の願いなら何でも叶えるが太陽の馬車だけは駄目だと断りましたが、頑として他の願いを口にしようとしないパエトーンに根負けして許可を与えたのです。
いつもり軽く力の弱い馭者を馬鹿にして12頭の馬はてんで勝手に走ろうとします。
バランスを失ったパエトーンは大地にたたきつけられ命を落とすことになります。