本当に恐ろしいのは

 インターネットは情報の宝庫というのほ本当の話。というのは、インターネットを始める前は私の心をくすぐるキャラの関する情報の間口はごく限られたものだったのだけれど、もともとのお気に入りキャラの情報を検索してネットサーフィンしていると、そこに私の知らない素敵なキャラの記事やイラストがあったりする。ふーんと通り過ぎればいいものを、どれどれとばかりにさらにリンクを辿って行ってしまうから。
 素敵なキャラを知ることが出来るのは嬉しい。でも私は知るだけでは我慢が出来ない性質なので、本屋に走ってしまう。立ち読みで済ませればいいものを(おいおい)レジに直行。本棚に見当たらなければ諦めればいいものを注文してしまう。
 こんなことを繰り返しているから荷物が増える一方。だから私の部屋の中は飽和状態。積み上げてある本はいまにも崩れそう。
 万一大地震が起きたら本に埋もれて圧死しかねない。
入れ物を大きくするわけにはいかないので整理しなければならない。でもどれも手放しがたい。
 でも全部持っているわけにはいかないので泣く泣く選別。これは高価い本だからもう一度買うのは経済的に痛いからとっておこう。これは図書館に行けば見ることが出来るので処分してもいい。
 ちょっと恥ずかしい類いの本達はひき取り手でも現れないかぎり手元に置いておくしかない。ふと気づくと蔵書の中でもそれらの占める割合がとっても大きくなっている。
 災害が起こったと仮定して、一番恐ろしいのは救助に駆けつけたレスキュー隊の人たちのあきれた視線かも……うわあぁぁぁぁ。



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