エリス・ピーターズ原作。中世イギリスが舞台の歴史ミステリ！ 12世紀。カドフェルは、十字軍に参加し戦いと冒険、地中海各地での女性関係など波瀾に満ちた過去を持つ。 残りの人生を送る場所として、イギリス・イングランド西北部の地方都市シュルーズベリにあるベネディクト会系修道院を選んだが、イングランドの王冠をめぐってスティーブン王と女帝モードが対立し、各地で戦が絶えない時代が時に大きな事件を引き起こす。 州執行副長官べリンガーという無二の親友を持つ彼は、近くの村々で起こる迷宮入りかと思われた怪事件を、独特の鋭い推理と洞察力で解決する。 海外から持ち帰ったハーブを育て、長年かけてつくった付属薬草園が自慢。

Vol.1 「死体が多すぎる」
Vol.2 「聖域の雀」
Vol.3 「死への婚礼」
Vol.4 「修道士の頭巾」
Vol.5 「氷の中の処女」
Vol.6 「悪魔の見習い修道士
Vol.7 「聖女の遺骨求む」
Vol.8 「代価はバラ一輪」
Vol.9 「聖ペテロ祭の殺人」
Vol.10 「門前通りのカラス」

科学捜査などのない時代に、事件を解決してゆく部分だけではなく、中世の暮らしぶりや雰囲気が感じられるところがイイ。
修道院での生活なので、修道士達の歌う聖歌も聞きどころ。